2013年8月20日火曜日

ボクシングチャンピオンとPilates

チャンピオンボクサーとPilates



いつもお読みいただき、ありがとうございます。


今日は以前クライアントで6ヶ月、関わらせてもらった、ボクシングチャンピオン
のエピソード。


日本スーパーウエルター級チャンピオンにPilatesのワークを行った際、
余りのカラダのキレの違いにトレーナーがスタジオまで見学に来た事があります。



元々は奥様が私の生徒であり、その紹介で依頼されましたがとにかく「いい人」
表情とは裏腹に人間に魅力を感じる人柄でした。




彼はスタミナが無い事、ハードパンチャーだが細かい動きに対応出来ない事などを
話してくれ、その改善の為にPilatesの門を叩いたらしかった。




スーパーウエルター級と言えばロッキーのようなカラダである。Pilatesの可能性を確かめるのに絶好の機会をいただきました。




ボクシングは回旋運動の多い競技ですが、同時に拳を前に突き出すという、日常では
無い動作をします。それと同時に常に左右にステップを踏んでいるので、ここも
普段の生活には無い動作です。Pilatesは動きを科学する運動です。
つまり科学ですから、必ず改善させる方法があるということです。


トレーニングをさせてもらうにあたり、試合を観戦させてもらいました。
すると、強い選手はみな、背骨と骨盤が常に動く状態で真ん中に保たれていました。




チャーリー(チャンピオン)はお尻の筋肉が硬く前後の動きは速く動けますが、
左右の動きがぎこちなく、内側のももの筋肉がほとんど機能しないまま戦っていました.
また、腹斜筋に左右差がありストレッチさせながら同時にエクササイズさせる事で
カラダの軸が保たれて、横に回り込む為のスピードが上がるのです。
実際にここが本人にとっては一番つらいところだったそうです。






試合当日、私も観戦に行きましたが3R、見事なKO勝ち。



自分が教えた事がこのカラダの数%に影響されていたかと思うと鳥肌が立ちました。




Pilatesはその競技で使われていない部分を動かす事で、競技力を上げる効果があります
人間には600もの筋肉がある訳ですから競技で使われる筋肉が増えれば能率が上がります。これは、スピードアップやパワーアップに直接影響する。というより影響を出させる準備をカラダに知らせてくれるものです。



カラダへの意識が高いアスリートは、この微細な感覚を伝えるとすぐに自分の競技に変換して還元させます。



ひごろ、Pilatesをして足の裏の感覚が左右違うのに気づく・・・・の遥か上のレベルで
アスリートは変化させる事が出来ます。



軸や柔らかい動き・・・



このキーワードが反乱している現代では、その源流に流れているものこそPilatesだとおもいます。




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